ヨモギ-薬効に優れた薬草の健康食品について
ヨモギはキク科の多年草植物で、日本全国、朝鮮半島に分布しています。
日本では本州、四国、九州、沖縄の日当たりの良い道端や、土手、野山など至る所で見られ、30種ほどが発見されています。高さは1メートル前後まで成長し、葉はキクの葉のように、大きな切り込みがはいっています。葉の長さは5~12センチ位で、秋になると、淡い黄褐色の小花を咲かせます。別名を餅草と呼ぶように、ヨモギの若葉を使った草餅が昔から食べられてきました。
ヨモギにはカリウム、カルシウム、β-カロチン、ビタミンK、ビタミンCなどが含まれています。とりわけ豊富なのがβ-カロテンで、体のサビのもととなる活性酸素を抑制し、免疫力アップに役立ちます。ビタミンCはをはじめバランスよく含まれた各種ビタミンは、ガン予防や老化防止、エネルギー代謝の促進、また肌を若々しく保つ効果も期待できます。カルシウムや鉄分などのミネラル、造血作用のあるクロロフィルも含んでいるので、骨の強化や貧血改善にも有効な健康食品です。
また浄血作用もあるので、血液をサラサラにしアレルギーや高血圧にも有効です。血流がスムーズになると、末梢血管を拡張させ、体内の新陳代謝が良くなるので、血行障害からくる肩こりや、冷え性などにも有効な健康食品です。
またヨモギ特有の匂いはシオネールやアルファーツヨシなどの精油成分によるものです。この香りは心を落ち着かせ、温熱効果で血行を良くし、腰痛や腹痛の痛みを緩和します。精油成分には健胃作用や防腐、制菌作用もあり、ビタミンやミネラルも豊富に含まれているので、これらの相乗効果で優れた効果が期待できる健康食品です。打撲や切り傷にはヨモギの葉をよく揉んで、患部に貼ると良いと言いますが、これはクロロフィルに止血、殺菌・抗菌作用があるからです。
ヨモギは昔から、草餅や草だんごの材料として親しまれています。沖縄ではフーチバーと呼ばれ、雑炊や炊き込みご飯などに用いられています。また、ヨモギの利用法は他にも、絞り汁を飲んだり、おひたし、天ぷら、お茶などいろいろな活用があります。薬草として用いると脂肪の消化吸収を促進させる働きがあり、またヨモギに含まれる葉緑素は体内に吸収されやすく、血行を良くすると言われ、入浴剤などに利用されています。
※主なヨモギの効能・・・動脈硬化予防、ガン抑制、便秘改善、糖尿病予防、免疫力強化、皮膚・粘膜の保護、貧血改善、健胃