霊芝について
霊芝という不老不死の妙薬と呼ばれた漢方薬をご存知ですか?
霊芝(れいし)は山谷の広葉樹の木杭の傍に生えるサルノコシカケ科に属するキノコです。一年生のキノコで、主に広葉樹の根元や切り株などに寄生して成長します。
中国では古来から不老の妙薬として珍重され、昔は日本や中国では天皇や皇帝への献上品とされていました。秦の始皇帝や漢の武帝が生涯にわたって探し続けた「不老不死の妙薬」が霊芝(レイシ)だったようです。中国最古の薬物書「神農本草経」や「本草網目」の中でも人参とともに漢方薬の最上のものとされる上薬として記されています。
日本でも「幻の和漢薬」として「万年茸」「三芝」「吉祥茸」と呼ばれて古くから珍重されていました。 霊芝は一年に一度しか採れず、外殼が硬いため発芽しにくく、その上、生育場所や栽培条件が限られているので、天然の霊芝は大変希少です。
霊芝の主な成分は水溶性の多糖類です。その他エルゴステロール、有機酸、樹枝、クマリン、マンニトール、アルカロイド、ラクトン類を含んでいます。 霊芝の多糖類はβ-Dグルカンと呼ばれるもので、抗がん作用があります。β-Dグルカンは、がん細胞に直接働きかけるわけではなく、本来持つ免疫力を向上させることで、がん細胞の増殖を抑制し、死滅に導くというものです。
霊芝の苦味成分となっているのが多糖類とトリテルペノイドです。トリテルペノイドは霊芝の表面の成分で、ガノデリックアシッドと呼ばれ、肝機能の改善や、抗アレルギー作用があります。また霊芝は生活習慣病にも効果的で、霊芝の中に含まれるインスリン様の作用が、血糖値の上昇を抑え糖尿病を防ぎ、ステロールがコレステロールや中性脂肪を取り除いて、血液をサラサラにするので、高脂血圧、高血圧、脳卒中、動脈硬化などの予防、改善が期待できます。
霊芝には、赤芝、青芝、黄芝、黒芝、紫芝の5種類があり、種類によっては効用が少しずつ異なるようです。一般に最も薬効が高いとされるのは赤芝ですが、気になる症状がある人は、漢方医などに相談し、自分に合うものを選ぶとよいでしょう。
霊芝の利用法として、漢方生薬として市販されている乾燥品の場合は、水で煮出して飲んだり、ホワイトリカーに浸して薬酒として飲んだりします。 乾燥品のほか、エキス、ペースト、粒状、顆粒、糖衣錠などの形でも市販されています。
※主な霊芝の効能・・・ガン抑制、高血圧予防、脳卒中予防、動脈硬化予防、肝機能改善、血栓防止、糖尿病予防、コレステロール降下作用